外壁塗装をする時、どんな塗料を選べば良いのか分からないものですよね。
この記事ではサイディング外壁の特徴や塗料の選び方、知っておくべきポイントをご紹介します。
サイディング外壁とは
サイディング外壁とは繊維質の原料を型取りし、窯で硬貨させた窯業サイディングや金属サイディング等、最近のお家はこのサイディングが主流となっています。
また、モルタル外壁に比べ重量も軽いので建物への負荷も少なく、コストを抑えつつデザインも豊富にありおしゃれなお家に出来るのもサイディング外壁の特徴です。
ですがサイディング外壁は、外壁材同士の繋ぎ目にシーリング処理がされており、塗り替えメンテナンスの際にはこのシーリングも新しいものへ打ち替えないといけないのでその分費用が上がります。
塗料を選ぶ前に意識するべきポイント
塗料を選ぶ際にまず考えないといけないポイントは、
上から色を乗せる単色仕上げにするか、今あるデザインを活かすクリアー塗装にするか、です。
最近はデザイン性の高いものが沢山あり、上から塗り潰したくない方もおられるのではないでしょうか。
単色仕上げとは、色のついた塗料で塗布する事で1色に塗り仕上げる工法をいいます。
単色仕上げ(塗りつぶし)
クリアー仕上げとは、透明の塗料を塗布することでサイディングのデザインを変える事なく保護する事ができる為、今のデザインを気に入っている方や外観を変えたくない方に向いている塗料です。
一般的なサイディングの場合は単色仕上げでも問題ありませんが、高意匠サイディングの場合、単色仕上げにするとデザイン性が損なわれる可能性があるため高意匠サイディングを活かすクリアー塗装がおすすめです。
クリアー仕上げ
ですが外壁にチョーキング(手で触ると白い粉が付く劣化現象)が発生していたりするとクリアー塗装が出来ない可能性がありますので点検が必要です。
また、クリアーで施工する場合、劣化症状が出る前に塗り替えをしなければいけなくなるのでメンテナンススパンが短くなる傾向にあります。
クリアー塗装が出来なくても大丈夫
外壁にチョーキングや割れ、表面の剥がれ等がある場合はクリアー塗装が出来ない可能性もありますが、実は部分的に色を変えたりすることでまた違ったデザイン性の高い仕上がりにする事ができます。
また、タイル調のサイディングの場合、凹凸で色分けをすることで立体感が出て新たなタイル調仕上げにすることも出来ます。
タイル調仕上げ
シーリングの寿命を考慮する
外壁塗料を選ぶ際はシーリングの寿命も考慮しましょう
シーリング材にもグレードがあり、7、8年程度から20年程度もつような物まで幅広くあります。
例を出すと
7、8年程度のシーリング材で打ち替え+フッ素塗料で仕上げ塗り
では、サイディング外壁自体は15年持ったとしてもシーリングの部分は15年も持たないので
外壁はまだ綺麗だけどシーリングがもう切れてきている。。
という状況になり、また、シーリングの打ち替えの為に足場を組み工事をしなければいけなくなる可能性があります。
なので塗料とシーリングの耐久性バランスを考慮した上で組み合わせをしましょう。
弾性塗料は絶対に使用してはいけない
サイディング外壁を塗装する際、ひび割れに追従する効果のある弾性塗料を使用するのはNGです。
なぜなら、サイディングは外壁材の繋ぎ目に充填されているシーリング材でお家の揺れを吸収している為外壁材が割れることはほとんどないからです。
弾性でサイディングを塗装してしまうと、元々塗膜を伸びやすくするために柔らかく作られている弾性塗料が夏場の高温になった外壁材によって更に柔らかくなり過ぎてしまい、膨れの原因となります。
場合よっては目も当てられないぐらいに膨れてくる可能性がありますのでサイディング外壁に弾性塗料は絶対にNGです。
まとめ
サイディング外壁は色んな塗装パターンがあり悩まれる方も大勢いらっしゃいます。
以下のポイントを押さえ、専門のプロに相談しながら少しづつイメージを作り上げていきましょう。
① サイディング外壁が単色の場合は塗りつぶし、高意匠の場合はクリアー塗装がおすすめ ② クリアー塗装は下地がそのまま出るので施工の際はさまざまな条件がある ③ 高意匠サイディングのクリアー塗装が出来なかったとしても凹凸で色変えをすることで デザイン性が上がる ④ 塗料とシーリングの耐用年数を考えた上で組み合わせをする ⑤ 膨れの原因となる為サイディングへ弾性塗料は絶対に使用してはいけない
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