もう塗り替えの時期だと言われたけど本当にそうなの?
そろそろ家の塗り替えをしないといけない気もするけど、実際どのタイミングでしたら良いのか
分からない方も多いかと思います。
塗り替え工事も高い買い物になりますし、今生活に支障が出るほどの不具合がなければ
なかなか意識もできないものですよね。
この記事では塗り替えの正しい時期を分かりやすくご説明しますので
是非最後まで読んでみてくださいね。
まずは築年数や前回の塗り替えを思い出してみましょう!
まず、塗り替えの時期を考えるに至って
- 築何年で
- 今回で何回目の塗り替えになるのか?
それによってもタイミングは変わってきますのでゆっくり思い出してみてくださいね。
初めての塗り替えの場合
今回が初めての塗り替えだという方は築何年経っているかを確認しましょう。
新築時のお家はコストを抑えるために安価なアクリル塗料での施工が多い為
7年程度で塗り替えをするのがベストです
新築当時は塗り替えなんて10年以上先の話だと思ってしまいますが、
アクリルは耐候性が弱いので日当たりが強い箇所だとすぐに色褪せたり苔が生えたりします。
一般的には築5年を過ぎたあたりから少しずつメンテナンス箇所が出てきます。
2回目以降の塗り替えの場合
2回目以降の塗り替えの場合、前回の塗り替え時の書類を確認してみましょう
前回使用した塗料のグレードによって耐候年数が変わるので
それぞれの樹脂別の塗り替え時期を記載しております
ウレタン 6年〜10年
シリコン 10年〜15年
フッ素 15年〜20年
無機 20年〜25年
上記の表のように前回塗装時にどのグレードの塗料を塗っているのかによって塗り替え時期は大幅に変わってきます。
とはいえ、前回の塗り替え時の書類のない方や中古物件を購入された方は前回の塗料がどんなものだったのか分からないかと思います。
そんな方のために劣化症状からの時期目安を解説しますので、そちらをご覧ください。
[症状別]お家の劣化状況を見て塗り替え時期を判断する
先程の記事では築年数や前回の塗り替えから計算して塗り替えタイミングを算出しましたが前回の塗り替え時の詳細が分からない方はこちらの方法で塗り替え時期を確認してみてくださいね。
また、実際に劣化状況をみて判断することでより正確にタイミングが見えてくると思います。
それでは、塗り替えのサインである症状を3つのポイントに分けて解説していきます。
[POINT 1] チョーキング
外壁の「チョーキング(白亜化)現象」とは、塗料に含まれている顔料が、外壁の表面にチョークの粉のようになって出てきてしまうことを指します。
太陽熱や紫外線、風雨等で外壁の塗装が劣化することによって起きる現象で、壁を手で触ると白い粉がついてきます。
この症状は太陽光、紫外線から守る機能がなくなっている他、防水性も無くなっている証拠ですのでこのまま放置していると塗膜ではなく、外壁材自体が劣化していき欠落や腐食の原因にもなりかねません。
また、チョーキングは日当たりの良い箇所に発生しやすいので南面や西日の当たるところ、ベランダや2階部分の壁も注意深く確認することも大切です。
[POINT2] クラック
クラックとはひび割れのことであり、主にモルタル系外壁に発生しやすくヘアークラックと躯体クラックの2種類があります。
躯体クラックとは建物自体が歪むことで表面だけではなく、中からのひび割れが発生することです。幅0、3ミリ以上深さ5ミリ以上がこの躯体クラックにあたります。
特徴としてひび割れの幅が大きく、塗料だけでは埋めることが出来ませんので適切な処置をしてから塗装をしなければいけません。
処置の仕方はひび割れに沿って専用工具でVの字に削り中へ隙間なくシーリング材を充填し、上から塗装を施すというものです。
また、シーリン材を充填しただけだと型になり仕上がりも悪くなってしまいますので周りの外壁との柄合わせや、より剥がれにくくするための工夫等、細かいところまで手を込めるのが大切です。
他にも色んな呼び名のクラックがありますが場所によっての呼び名なのでここでは割愛させていただきます。
サイディング外壁の方はシーリングを要確認
サイディング外壁の場合、外壁と外壁の繋ぎ目部分にあるシーリングが中への雨水の侵入を防ぐ防いだりお家の揺れを吸収する緩衝材の役割を果たしており、このシーリンング材が劣化すると割れや剥がれにつながります。
シーリング材もひび割れが発生してきた時が新しいシーリング材への打ち替えのサインとなっておりますのでこまめに確認しましょう。
[POINT3] 藻・苔が発生している
劣化が進むと屋根や外壁に藻や苔が繁殖することがあります。
屋根は特に痛みの進行が早く、劣化が進むと屋根材自体も防水機能が無くなり吸水性が高まることで湿気を呼び徐々に苔が繁殖していきます。
外壁も主に日当たりの悪い場所や田んぼ等、湿気の溜りやすいところに苔が発生しやすいのです。
苔が生えていても特に生活に支障はないしなぁ。。
と思われている方もいるかと思います。
苔が付着している箇所は常に湿気が滞留することで下地を痛め続けてしまい、結果的に外壁材やシーリング材の寿命も短くなってしまいます。
何より外壁材の内側へ入ってしまうと腐食やカビの原因にもなってしまい、最悪の場合健康被害にもなりかねませんので今一度お家の周りを確認してみましょう。
また、苔はタカラダニ等の餌にもなりますので虫の繁殖を阻止するためにもこまめに点検は必要です。
塗り替えの先延ばしは危険
いかがでしょうか。
塗り替えのサインが出ていても生活に支障が出ていなければ先延ばしにしてしまうものですが、先延ばしにすればするほど劣化は進み、気付いた時には修繕工事だけで高額な費用がかかるリスクも上がります。
もっと早くに塗り替えをしていれば。。。と悔しい思いをされてきた方もたくさんみてきました。
だからこそ、塗り替え時期の正しい知識を身につけ、いつ塗り替えをするのか計画を立て、早めに業者探しをしてご自身にあった施工店を見つけましょう。
塗り替えは何度もするものでもなければ安い買い物でもありません。
そして、ご家族の想い出が沢山詰まった大切な財産です。
その大切なお家の塗り替えサインに気付き、明確な塗り替え計画を立てましょう。
まとめ
外壁塗装の最適な塗り替え時期については、
① 新築から7年程度もしくは前回の塗り替え書類を確認する ② 築年数だけでは必ずしも判断できないので、劣化のチェックポイントを押さえて定期的な 点検をするこ とで家の変化に気付いておく。 ③ 塗装時期を先延ばしにすると、将来的に余計なメンテナンスコストがかかり さらには家も弱くなり、結果短命になってしまう。
この3つを抑えておくだけでも、自分の家はあと○年で塗り替えをしようと言う基準が持てます。
ご自身のライフプランと塗装時期を今からしっかり計画していく為の知識として、押さえておきましょう。
屋根等見えない箇所はもちろん外壁や付帯も含め心配な方は一度専門家に点検をしてもらいましょう。
塗道元は、神戸市西区を中心として活動をしているこの道20年の外壁塗装・屋根塗装の専門家集団のお店ですので、よろしければ、以下から調査診断をお申込みください。もちろん無料です。
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