外壁塗料の選び方[焼き板編]

焼き板といえばまさに日本伝統の純和風のお家というイメージがありますね。

杉板の表面を焼いて炭化することで天敵である虫の防虫効果もあり、湿気に弱い木の耐久効果もあります。

この記事では焼き板のおすすめ塗料をご紹介いたします。

まず結論から言うと、焼き板の塗装プランはほぼ1択しかなく、表面に塗膜を形成する一般塗料ではなく、木の中まで浸透する効果がある木材保護塗料で塗装メンテナンスをしましょう

  • 木材保護塗料とは何か
  • なぜ一般塗料だとダメなのか

その説明をしていきますのでぜひご愛読ください。

焼き板はメンテナンスフリー?

焼き板は防虫効果も高く、菌も寄り付かないので腐食も発生しにくく、場合によっては30年40年以上の高耐久を持つ場合もあります。

高耐久なのでメンテナンスフリーと思われる方もいますが、劣化して炭が落ちてくるとそういった効果もなくなり、木も痩せて腐食の原因にもなりますので塗装メンテナンスが必要です。

木材保護塗料とは

木材保護塗料とは一般塗料と違い表面に塗膜を形成するのではなく、木の奥にまで浸透し内側から守る塗料です。

防腐・防虫・防カビ・防蟻・撥水効果があり、木の天敵である虫を寄せ付けない他、撥水によって腐食を防ぐ効果もあります。

近年ではさらに防藻効果も追加した商品もあります。

また、浸透性のため木の質感や純和風のイメージを崩す事もなく、劣化で塗膜が剥がれてくることもありません。

色のバリエーションも豊富

実は色のバリエーションも14色程度ある為、イメージを変えることも出来ます。

残っている下地の色よりも薄い色を選ぶと透けが発生し、仕上がりが悪くなるため、改修工事の場合は濃い色を選ぶのが無難です。

施工前

木材保護塗料施工後

見違えるように変わりましたね♪

定期的にメンテナンスをすることで虫に荒らされることもなく長くお家を守る事が出来ます。

焼き板に一般塗料を塗るのはNG

なぜ焼き板に一般塗料はダメなのでしょうか。

一般的な塗料は表面に塗膜を形成し、太陽光や雨水から壁材を守るものですが、焼き板の場合、自然的な劣化の他、虫の住処にもなりやすいので表面を保護するだけでは足りないのです。

このことから、表面だけではなく、しっかり木の奥まで浸透し、中から木を守る木材保護塗料が焼き板には一番効果があるといえます。

木材保護塗料を塗れない場合もある

ほぼ木材保護塗料1択での塗り替えメンテナンスになる焼き板ですが、実はこの塗装方法をできない場合もあります。

では、一体どのようなケースでは塗装が出来ないのでしょうか。

それは、以前の塗装時に一般的な塗料で施工されていた場合です。

以前に一般塗料で塗装されていた場合、その上から木材保護塗料を塗っても中に浸透せずそのまま下に流れ落ちてしまいますので全く意味のない工事になってしまいます。

その場合はケレンをしてしっかりと脆弱な旧塗膜を取り除き、木部専用の下塗り材を塗布してから中塗り・上塗りをします。

メンテナンススパンが短い

防腐・防虫・防カビ・防藻・防蟻・撥水性と効果の高い木材保護塗料ですが、一般塗料に比べ耐久性が低い傾向にあります。

立地環境にもよりますが、5年〜8年程度でメンテナンスをする必要があります。

まとめ

焼き板は焼いて炭化することで耐久性を向上させた外壁材であまり塗装をするというイメージが湧かないかもしれませんが劣化が進むにつれて炭も落ちてきます。

以下のポイントを押さえ焼き板に対しての適切な塗料や注意点を覚えておきましょう。

①  焼き板は炭が落ちてくると木を守る効果がなくなっていくので定期的に確認する

②  木材保護塗料を使うことで木の質感を損なうことなく仕上げる事ができる

③ カラーバリエーションも豊富にあるが下地の色より濃い色にするのがベスト

④ 前回塗装時に一般塗料を塗ってある場合、木材保護塗料は使用できないので
       同じ一般塗料で施工する

⑤  木材保護塗料は5年〜8年程度でメンテナンスを行う

木材保護塗料といえばキシラデコールが有名ですが、勝るとも劣らない塗料もありますので専門店に尋ねてみましょう。

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